「知的な遅れはないADHDの子。普通級と支援級、どちらを選べばいい?」——就学を前にしたこの問いに、正解はありません。でも、先を歩いた保護者たちのリアルな声は、きっと判断の参考になるはずです。
この記事では、知的遅れなしのADHD・ASD傾向のある子を持つ保護者たちがLINEで話し合った内容をもとに、普通級+通級と支援級それぞれのリアルを整理します。
「普通級+通級」を選んだ場合のリアル
知的遅れがない場合、学校や療育の先生から「普通級+通級」を勧められることが多いようです。
療育の先生には普通級+通級を勧められました。でも実際に入ってみると、感情が崩れて授業を途中で抜けることがあって。その間の授業内容のフォローは完全に家庭任せで、毎晩追いつくのが大変です。
学力的には問題ないケースでも、情緒が不安定な日に授業を抜けた分の補いは家庭が担うことになりがちです。
通級は「補助程度」と思っておいた方がいいって言われました。授業の補完をしてくれるわけじゃないので、家庭学習の準備はしっかりしておいた方がいいです。
また、小学校は幼稚園・保育園よりも切り替えの場面が多く、入学後しばらくは慣れるまで大変という声も。
「支援級」を選んだ場合のリアル
支援級は手厚いのが一番のメリットです。宿題の量を調整してもらえたり、苦手な場面でそばについてもらえたり。普通級との交流もあって、孤立するわけじゃないですよ。
うちは最初から支援級→普通級へ移る方針で進めています。支援級でしっかり土台を作ってから普通級へ、という流れが合っていました。
一方で気をつけたいのが「移動の方向」の問題です。
「普通級→支援級」と「支援級→普通級」、どちらが動きやすい?
普通級から支援級への移動はできますが、支援級から普通級に戻るのは本人の納得が難しいことも多いです。「戻りたい」と思っても周囲の目が気になったり、本人が拒否したりするケースがあります。
どちらの方向が動きやすいかは子どもの特性や学校の環境によっても違いますが、「最初に普通級を選んで後から支援級に移る方が、逆よりスムーズなことが多い」という声が複数ありました。
3年生の壁:学習の抽象度が上がる
複数の先輩ママが口をそろえて言っていたのが「3年生以降の壁」です。
- 算数が掛け算・割り算・文章問題へと難化
- 国語が読解・作文中心になる
- 理科・社会など教科が増える
1〜2年生は何とかついていけた子が、3年生でつまずくケースは少なくありません。就学先を選ぶ際には、入学直後だけでなく3年生以降を見据えた検討も大切です。
まとめ:正解はないけれど、判断のヒント
| 普通級+通級 | 学力の問題はないが感情面が課題の子。家庭での学習サポートが必須。 |
| 支援級 | 手厚いサポートが必要・宿題調整したい・感情崩れが多い子に向いていることも。 |
どちらを選んでも「間違い」ではありません。大切なのは子どもが安心して過ごせる場所を選ぶこと。学校見学・就学相談を活用して、具体的なイメージを持った上で判断してみてください。

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