「単語は出ているけど、会話が続かない」「『ちょうだい』は言えるのに、こちらの問いかけに答えてくれない」——2〜3歳の子どもを持つ親御さんからよく聞く悩みです。発達障害のある子の「会話のキャッチボール」は、いつ頃・どうやって育つのでしょうか?
先輩ママへの質問

あめ(3歳 未診断)
2歳で発語はあるし、「りんごちょうだい」みたいな要求もできるんですが、会話が1ラリーで終わるんです。「どこいくの?」「こうえん」→終わり。先輩ママたちは年中・年長ころ、会話のキャッチボールができるようになりましたか?
「会話のキャッチボール」ができるとはどういう状態?
会話のキャッチボールには、いくつかの力が必要です:
- 相手の言葉を聞いて理解する
- それに対して関連した言葉を返す
- やり取りを何回か続ける
- 相手の意図(聞きたいこと)を読む
これらは、発達に支援が必要な子では、定型発達の子より時間がかかることがあります。
発達の目安(参考)
一般的な発達の目安として:
- 2歳頃:2語文(「まんま、ちょうだい」など)が出始める
- 3歳頃:3語文・簡単な質問に答えられる
- 4〜5歳頃(年中〜年長):日常的な会話のやり取りができる
ただし、これはあくまで目安。発達に個人差が大きいのが現実で、年長になってから一気に伸びたという体験談もたくさんあります。
療育・関わり方で伸びることも
言語発達には、日常の関わりも大切です。言語聴覚士(ST)やセラピストがよく勧める方法を紹介します:
- 子どもの言葉を繰り返す・少し広げる:「こうえん」→「そうだね、公園に行くね、楽しいね」
- クローズドクエスチョン:「これは何?」より「りんごと、バナナ、どっちがいい?」
- 子どもが興味を持っているものについて話す:好きな話題だと言葉が出やすい
- 絵本の読み聞かせ:言葉のインプットを増やす
相談・支援の窓口
「会話がなかなか広がらない」と感じたら、一人で抱え込まず相談しましょう:
- かかりつけ小児科や発達外来
- 地域の言語聴覚士(ST)がいる療育施設
- 自治体の発達支援センター・子育て相談窓口
「言葉はあるのに会話にならない」という悩みは、療育を通じて少しずつ変わっていくことが多いです。「今できないこと」より「今できること」を伸ばしながら、一歩ずつ前に進みましょう。
