園の先生から「困り事しか伝えてもらえない」——不安なときの相談先と支援者会議の活用法

「今日も先生から困り事の報告だった……」——お迎えのたびに「〇〇ができませんでした」「〇〇で困っています」と言われ続ける日々。心配な気持ちはあるけれど、聞くたびに自分が責められているような、子どもが迷惑をかけているような気持ちになることはありませんか?

あるLINEグループで、3歳でASDのある子を持つ保護者からこんな相談が寄せられました。

「私の受け取り方が弱いだけ?」という罪悪感

Aさん(3歳5ヶ月 ASD)保護者

慣らし保育(週2)なのに、毎回お迎えのたびに困り事の報告ばかり。「大きくなると大変ですよ」「1人だけ見るのは難しい」という言い方もされて……。お迎えの時に片付けを強制されて、私だけ違う対応をされているようで辛かったです。自分の受け取りが弱いだけなのか、それとも園に迷惑をかけているのか、分からなくなってきました。

この相談に対して、保育士経験のある方を含む複数の保護者から声が寄せられました。

保育士から見た「良い連絡の形」

Bさん(保育士)

正直に言うと、保護者にネガティブな報告だけをぶつけるのは、保育士側の対応として望ましくないと思っています。困り事を共有することは大切ですが、「どうしましょうか」「こういう工夫をしています」と一緒に考える形が本来の姿。一方的に「大変です」と伝えるだけでは保護者が追い詰められてしまいます。

つまり、Aさんが感じた辛さは「受け取り方が弱い」からではなく、連絡の仕方に課題があった可能性が高いということです。

相談支援員に連絡する

Cさん

相談員さんがいるなら、まず相談してみてください。「園との関係がうまくいっていない気がする」と伝えるだけでも、間に入って調整してくれることがあります。

受給者証を使って療育に通っている場合、計画相談支援員がついているはずです。園との連携がうまくいかない時は、相談員に「困っている」と伝えるだけで動いてくれることがあります

「支援者会議」という選択肢

状況が改善しない場合や、複数の専門家を交えて話し合いたい場合には、「支援者会議(ケア会議)」を開くという方法があります。

  • 保護者・園の担任・相談支援員・療育担当者などが集まって話し合う
  • 「困り事の伝え方」「支援の方向性」を統一する場
  • 開催を希望すれば、相談員が段取りをしてくれる

「大げさかな」と思う必要はありません。支援者会議は特別な場ではなく、チームで子どもを支えるための普通の方法です。

「保所等訪問支援」という手も

「保育所等訪問支援」という制度もあります。療育の専門家が実際に園を訪問して、担任の先生に対して子どもへの関わり方をアドバイスしてくれるものです。

担任の先生が「どう関われば良いか分からない」という場合に、専門家が間に入ることで状況が変わることがあります。相談員や療育先に「使えますか?」と聞いてみましょう。

まとめ:「迷惑をかけている」は思い込みかもしれない

  • 困り事ばかりの一方的な報告は、保護者を追い詰める連絡の仕方であり、あなたの受け取りが弱いわけではない
  • 担任との関係に悩んだら、まず相談支援員へ連絡する
  • 話し合いが必要なら「支援者会議」の開催を求めることができる
  • 「保育所等訪問支援」で専門家に園へ入ってもらう方法もある

園に子どもを預けることは、迷惑をかけることではありません。困っているなら、一人で抱え込まず、使える支援をどんどん活用してください。

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