「いつかは診断が出るかもしれない」と覚悟していたつもりでも、実際にその言葉を聞いた瞬間は別の話でした。涙が出る、受け止めきれない、罪悪感を感じる——それは珍しい反応では全くありません。
「初診でASD診断が出ました」
子どもの言葉の遅れや特性を感じて、療育センターや発達クリニックを受診。そこで初診から「自閉症スペクトラム(ASD)の診断」が出るケースがあります。
初診でASD診断が出ました。ST・OTなどリハビリには医学的根拠(診断)が必要と言われて……ショックで涙が止まりません。罪悪感もあって、うまく受け止められないでいます。
こうした気持ちを抱えるのは自然なことです。同じ経験をした先輩ママ・パパたちは、どう受け止めてきたのでしょうか。
先輩ママたちの声:「早めにわかって良かった」
早めにわかって良かったと思いますよ。これから対応の準備ができますから。
不安は誰でも通る道です。焦らずゆっくり。相談できる場所や同じ立場の仲間を見つけることが支えになりますよ。
診断が出ても、子どもはこれまでと変わらない大切な存在です。診断名は「子どもを変えるもの」ではなく、「子どもをより深く知るための手がかり」です。
「私のせい?」罪悪感について
「育て方が悪かったのでは」「遺伝なのでは」——ASD診断後に罪悪感を抱える保護者は少なくありません。でも、ASDは育て方で生じるものではありません。脳の神経発達の特性であり、誰かのせいではないのです。
自分を責めるのではなく、「この子のために何ができるか」を一つひとつ考えていくことが、長い目で見て一番の支えになります。
診断後にできること:焦らなくてOK
- まずは気持ちを落ち着かせる時間を持つ——すぐに動かなくていい
- ST・OT・PTなどのリハビリ——主治医に紹介状を書いてもらう
- 受給者証の申請——療育施設の利用に必要。市区町村の窓口へ
- 療育施設の見学——気持ちが落ち着いてから動いても遅くない
- 同じ立場の仲間を探す——LINEグループや支援コミュニティを活用
診断は「ゴール」ではなく「スタート」です。いまは泣いていい。でも、必ずその先に仲間と次のステップが見つかります。

