【体験談】発達障害の診断はどうやって受ける?診断までの流れと「改善と完治の違い」を解説

「発達障害の診断は、どうやってもらうの?」「一度診断されたら、ずっとそのまま?良くなることはないの?」こういった疑問を持つ保護者の方は多いと思います。

今回は、発達の診断を受けるまでの流れと、「診断=完治しない」という誤解についての体験談をご紹介します。

発達の診断は誰がしてくれるの?

まず大前提として、発達障害の診断ができるのは医師のみです。

市区町村の相談窓口や療育施設では「傾向がある」「支援が必要そう」という判断はできますが、診断名をつけることはできません。診断を受けたい場合は、医療機関(発達外来、小児神経科、精神科など)を受診する必要があります

診断を受けるまでの流れ

  1. かかりつけ医や保健センターに相談:まずはかかりつけの小児科や地域の保健センターに相談し、発達専門の医療機関を紹介してもらうのが一般的な流れです
  2. 発達外来・専門医療機関への受診:紹介状をもとに専門の医療機関を受診します。初診の予約が数ヶ月以上先になることも珍しくありません
  3. 問診・観察・検査:医師による問診や行動観察を行います。場合によっては発達検査(知能検査など)を受け、その結果をもとに診断がつくこともあります
  4. 診断:1回の受診で診断がつく場合もあれば、複数回の受診・検査が必要な場合もあります

体験談:診断を受けるまでの経験

Aさん(保護者):「発達外来を予約してから半年待ちました。受診後、まず行動観察で『傾向がある』と言われ、その後に発達検査を受けて診断がつきました。1回で全部決まるわけではないんだなと実感しました。」

Bさん(保護者):「診断ってどうやったらもらえるの?と最初は全く分からなかったです。保健センターの相談員さんに教えてもらって、発達外来を紹介してもらいました。」

「診断されたら一生そのまま?」という疑問

「診断されたら、もう良くなることはないの?」という不安の声もよく聞きます。

これについては、「完治するかどうか」と「生活が改善するかどうか」を分けて考えることが大切です。

Cさん(保護者):「診断がついてから療育とリハビリを続けていたら、少しずつできることが増えてきました。完治というより、支援の中で改善していく感じです。」

Dさん(保護者):「知的障害の判定を受けていたのですが、療育手帳の更新の際に再検査したら、前回の検査より数値が上がっていて判定が変わりました。子どもは成長するものなんだと実感しました。」

「診断=完治しない」ではなく「診断=支援の出発点」

発達障害の診断は、「この子はこういう特性がある」という情報であり、適切なサポートを受けるための入り口です。

療育・リハビリ・環境調整・家庭での関わりを通じて、以下のような変化は起こり得ます。

  • 身辺自立(着替え、食事、トイレなど)が進む
  • コミュニケーション能力が向上する
  • 困りごとの種類・量が変化する
  • 得意なことを活かした学習・活動ができるようになる

療育手帳について

療育手帳の取得・更新は、医師の診断書が必要な場合も多いですが、判定機関(多くの地域では児童相談所)が最終的な判断を行います。自治体によって運用が異なるため、詳細はお住まいの市区町村窓口や主治医に確認してください。

まとめ

  • 発達障害の診断ができるのは医師のみ。まずはかかりつけ医や保健センターに相談を
  • 専門医療機関の予約は数ヶ月待ちになることも多い。早めに動き始めることをおすすめします
  • 診断は1回で確定するとは限らない。問診・観察・検査を経て診断がつく場合もある
  • 診断は「完治しない」ではなく「支援の出発点」。療育や環境調整で生活は改善できる
  • 療育手帳の判定・更新は自治体の窓口や主治医に確認を
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