「美容院に座れない」「ハサミや音が怖くてパニックになる」「自宅でカットしようとしたら大泣きで失敗した…」感覚過敏や場所見知りのあるお子さんの散髪に悩む保護者の方は多いです。
今回は、感覚過敏・人見知り・場所見知りのあるお子さんのヘアカット体験談と、家庭・お店それぞれの工夫をご紹介します。
体験談:みんなどうやってる?
自宅でカットする方法
Aさん(保護者):「お風呂でカットしています。終わりが見えないと不安がるので『20回チョキチョキしたら終わりだよ』と数を教えながら進めます。一度に全部やらず、2日に分けることもあります。」
Bさん(保護者):「寝ている間に目や耳にかからない程度だけカットする方法を試していました。6歳になってからようやくお店でもできるようになりました。」
Cさん(保護者):「バリカンで坊主にすることにしました。回数が年2〜3回に減るので親も子も楽です。バリカンはアタッチメント付きのものを使うと失敗しにくいです。音過敏がある場合は、最初はスイッチを入れずに触れさせるところから慣らしていきました。」
美容院・理容室でカットする方法
Dさん(保護者):「普段から店の前を通って慣らすことから始めました。最初は『見るだけ』で帰ることも。店に事情を説明して、子ども向けの動画を流してもらったり、車の形の椅子を使わせてもらったりしました。」
Eさん(保護者):「親が先に通って担当の人に子どもの特性を説明しました。バリカンも段階的に音に慣らしてもらいました。ケープが嫌いな子なので、お風呂でカットして毛をそのまま流す方法に変えました。」
障害児向けのカットサービスを使う
「スマイルカット」などの名称で、発達障害・感覚過敏のある子ども向けのカットサービスを行っている美容室があります。
こういったお店の特徴として、以下のような工夫がされています。
- 絵カードでカットの工程を説明してくれる
- 椅子に座れなくても対応可能
- まずは「慣れる」ところから始めてくれる(最初は見学だけでもOK)
- 短時間で終わらせる工夫がある
お住まいの地域で「スマイルカット 〇〇市」などで検索してみると、対応店が見つかることがあります。
訪問美容という選択肢もある
美容師が自宅に来てくれる「訪問美容」サービスも選択肢のひとつです。自宅という慣れた環境でカットできるため、場所見知りのある子どもには向いている場合があります。「訪問美容 〇〇市 子ども」などで検索すると見つかることがあります。
段階づけのアドバイス:いきなり本番より「慣れる」を大切に
感覚過敏・場所見知りのある子どもにとって、散髪は「音・触られること・知らない人・知らない場所」が一度に重なる難しい体験です。
いきなり完璧なカットを目指すより、「まずは音だけ慣れる」「次はハサミを持った状態で近くに来てもらう」というように段階を踏むことが大切です。
まとめ
- 自宅カット:お風呂での作業、数を数えながら進める、2日に分けるなど工夫を
- 寝ている間に少しだけ:大きな変化ではなく最小限に整えるだけでも対応できることがある
- バリカン+坊主:頻度を減らせる割り切り方法。音への慣らしも段階的に
- 店デビュー:普段から前を通る→見学→短時間カットと段階を踏む
- 障害児向けサロン・訪問美容:地域で検索してみることをおすすめ
